にんじんの食べ過ぎはがんのリスクを上げるかも!?
野菜の代表格にんじん
野菜売り場に行けば、にんじんは必ず目に入りますよね。
カレーやシチューの具材にも使えて万能です。
また野菜ジュースにもにんじんはほとんど入っていますよね。
そんな野菜のレギュラーメンバーであるため健康に良いというイメージがあります。
もちろん栄養も豊富で健康にはよいです。
しかし一歩間違えばがんのリスクを高めてしまう可能性があるのを知っていますか?
なぜにんじんががんを引き起こしてしまうのでしょうか?
βカロテンにはご注意を
にんじんの栄養素の中にβカロテンという栄養素が含まれています。
当時、βカロテンを含む緑黄色野菜や果物を多く摂取する人に胃がんや肺がんが少ない傾向がありました。
研究者はそこに着目し、βカロテンはがん予防に役立つのではないかと考えました。
そしてβカロテンに関する研究を進めていく中であることが発覚しました。
「がん予防の効果なくね?...」
当初はがん予防に役立つとされていたものが、効果がなく、それどころかがんのリスクを高めていることがわかりました。
これはいろいろとやばいと思った研究者は研究を途中で取りやめることにしました。
情報に流されないように
βカロテンのサプリメントを摂取することで膀胱がんの発症率を50%高めたり、死亡率を7%高めるともいわれています。
緑黄色野菜自体はがん予防や健康には効果がありますが、βカロテンの大量摂取は健康を害してしまうということです。
注意としては絶対にβカロテンを摂するなということではなく、自身でバランスを考えた食事をすることが大切です。
様々なテレビ番組などでも健康に関する特集がされていたりしますが、最終的には自身の体のことです。
外からの情報を鵜呑みにするのではなく、しっかりと精査していくことが大事です。
本日のテキスト「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」